Assure Craft

Revell

Republic Star Destroyer

※デカイ!!全長:504mm!びっくりサイズです。

帝国軍スターデストロイヤーです。
とにかくその完成時の大きさに驚かされる2005年発売、ドイツメーカー「Revell」製
スターウォーズEP3シリーズのキットです。

このシリーズはこのキット以外に5種類が日本国内で輸入発売されました。
このスターデストロイヤー以外のキットはイージーキットとなっており彩色済みの
簡単組み立てキットで組み上げるだけで彩色済みの完成品が出来上がります。

ところが、このスターデストロイヤーだけは無塗装でいわゆる「普通のプラモデルキット」として
存在しています。

今回はこのスターデストロイヤーを完成させてみました。
この箱が大きい(最近のプラモは箱が大きくて・・・)だけでなく、中身も予想通り大きかった・・・

※パーツ洗浄、チェック

パーツのチェックと洗浄を致します。
このメーカーのキット、特に最近の物は非常に出来が良く、モールドもしっかり再現されており
国産のキットと何の遜色も無く、スムーズに取り組めると思います。
親切なパーツリストも付いており、簡単にランナーから外れ落ちる事もありません。
ただ、少し難解なのは英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、etc...となんと18カ国語で表記されていますが
残念な事に日本を含むアジア圏内の語句では記載がありません。

英語やドイツ語など、異国語が得意な方は隅々まで説明書を読むとスターデストロイヤーの説明が書いてあり
楽しめる物となっております。

もちろん、上記が苦手な方でも組み立てに手間取る事は有りませんが、色の配色が上記18カ国語で記載されておりますので
苦手な方は辞書片手にがんばって見ても面白いと思います。

※1・パーツの確認参照

※2・パーツの洗浄参照

※仮組み

全体のイメージを確認する為に借り組みを行います。
このキットは一度組み上げてしまうと抜けない(抜けにくい)ピンや返しの付いた差込パーツが目立ちます。
後で接着してしまう場合は切り取るなど加工して置くか、その分は組まない様にしましょう。
今回は大きさが想像以上なので、強度の心配から後者の完全に組まない方法を取りました。
っと言っても、最後には接着してしまいます。

※3・仮組み参照

※組み立て

組み立てに関しては、多少英語やドイツ語が解らなくても全く問題ありません。
ニュアンスで解る・・・どころか組み立てに関しては何の注意書きも存在せず、語句さえも記載されていません。
すべてイラストで描かれていますので、日本語以外が苦手な方でも問題なく進める事ができます。

造型的にもさすがドイツと言った感じでパーツの合いも良く、エッジもしっかりしており、むしろ日本のメーカーより
すばらしいと感じる箇所も多々あります。職人の技がやっぱり「さすがドイツ・・・」っt言った所でしょうか。

っと言うことで、特に手を入れる必要も感じませんが、パーツによってはモールドが省略されていたり、見えない(見にくい)部分が
手抜きになっていたりと、やはりその辺も「さすがドイツ・・・」と納得してしまいました。
具体的には本体や艦橋部分の全面、後面にモールドが入っていなかったり(つるっとしています。笑)パーツの裏側がただの平面だったり。
あら探しの様な改修作業ですが、完成時に見えてしまう部分も多くありますので、がんばってドイツ職人の負けない様にモールドを追加して
あります。完成画像から探しても・・・見つからないかな?それはそれで、成功!ですよね?笑

あとは、主砲?の上に副砲をつけたり、主砲を開口したり、あちこちに砲を配置してそれらしく小さなパーツでデコレイトした程度です。

唯一エンジンの排出口にパーツの継ぎ目(パーティングライン程度では無い)が有り、この部分は完成後に明らかにおかしなパターンが発生するので
接着後にパテで完全に埋めてから掘り直しています。

※下地処理

今回一番きを使った作業です。
堀の深いモールドや鋭く再現されたエッジ部分を殺さないように気をつけて作業致しました。
表面の歪み(ひずみ)や歪みを修正し、1000番のサフェイサーを軽く吹き付けて下地としています。
この後塗装もあるので、塗膜は極力薄くしています。

※4・下地作り参照

※塗装(エアーブラシ使用)

みなさんがこのキットを制作する上で最大の難所となるのが塗装だと思います。

まず、説明書に日本語表記がありません。カラーの表記のアルファベットで指示されています。
例)A(のカラー)anthrazit,matt9(ドイツ語表記)
例)A(のカラー)anthracte grey,matt(英語表記)・・・以下18カ国語(中には全く読めないアラビア語のような文字まで・・・)
っが、白黒の組み立て説明書にパーツの組み立て毎に記載されています。
(tank grey,mattとかlight grey,matt って何色だよ・・・ったく。ブツブツ・・・)

っと言うことで各種資料を参考に、っと・・・
手持ちのどの資料にも大きく扱った画像は無し・・・あれ?どうしよう・・・
仕方が無いので、ドイツからカラーチャートを取り寄せて・・っと。無理でした。力及ばす・・・

本当に仕方が無いので箱絵と比較的大きな(それでも4.5センチ角程度の写真数点)を頼りに虫眼鏡を片手に(工業用ルーペね)その資料と呼ぶには
すくなすぎる手がかりの中から、色指示に有る部分の色を見つけては調色っと言う、気が遠くなる作業を繰り返しました。

ベースとなる本体の色は単色では詰まらないので、パネル風に少し色目を変えて塗装してあります。

基本的にはベースグレーからのエアースプレーでの立ち上げ塗装ですが、赤部分等の明度の欲しい色目は反対に明るいカラーを吹き付けてから
濃いめのカラーでトーンダウンで仕上げてあります。

色の境界はすべてマスキングでおこなっています。マスキングテープと『MAS-KING』を使用しています。

あとはチマチマと筆にて塗装してあります。

根気が必要な作業でした・・・

すべてAssureColorのキットに付属のカラーチャートを参考に『標準インク』を調色して使用しています。

バーニア部分はグレーの配色ですが『パルコ』を少し混ぜて、金属質な感じに仕上げてあります。

本体側面はドライブラシにて仕上げてあります。
(ドライブラシ=筆に少量カラーをつけて半乾燥させてから叩くように?撫でるように?擦り込むように?塗装します。)
生物の表現等に良く使う手法です。ここでは複雑な凹凸を立体的に再現するのに使用しています。

最後にトップコートで艶を統一して有ります。艶消し(マット)仕上げです。

※5・塗装参照

※墨入れ

塗装を何とか完成させたら『スミレ』を使い墨入れを行います。

今回は戦艦と言うこともあり、シャドウをあまり残したくなかったので流し込み式の『スミレ』を使用しています。
これは、『スミレ』の粘度を調節した試作品のみが存在するもので少しレアなものです。
すっきりとした仕上がりになりますが、生物や巨大な物にはあまり使用しません。

ふき取りは模型用ウエスで行いました。


※デカール

キットには赤色のラインやマークを再現する水転写式のデカールが付属しています。
本体のラインはすべてマスキングの塗装で再現してしまいましたので、マークのみ使用しました。
マークソフターとマークセッターを使用し張り付けてあります。
デカールを張り付け後、艶を統一するためにトップコートを吹き付けますが、その後から『スミレ』で墨入れをデカールの上にも
施してあります。

※完成しても大きいです!

ペプシボトルキャップのスカウトトルーパーとの大きさ比較です。
全長:504mm(メーカー発表)は画像で見るより遙かに大きく、存在感を十分発揮しております。

※完成画像

とにかく大きくて保管場所にも困ります・・・
その分細部まで十分に作り込まれており、じっくり観察していてもなかなか飽きが来ないほど見応えのある作りになっています。
手元に置いて、壮大なスターウォーズワールドにどっぷり浸って見るのが正しい遊び方・・・かな?



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