バンダイ　MS in ACTINO
GOGG（ゴック）

※MIAを加工する！

今回はバンダイ MS in ACTION（モビルスーツ・イン・アクション＝MIA）
ゴックがAssure Craftの【2009年12月大掃除】の時に倉庫からまとめて発見されましたので（いつの在庫だよ、笑 ）
そのまま放出してしまおうか？との声もありましたが、ここは一つなにか面白い趣向を！ってことで
波状迷彩（波模様の迷彩）でちょっと変わったゴックに仕上げてみよう。と言う事になりました。
発見された数台の内、4台が犠牲？になりました。

※パーツ洗浄、チェック

まずは、梱包を解きパーツを確認致します。
パーツの確認後、ぬるま湯を使い、中性洗剤で良く洗浄致します。

ここで部品の欠落や成形不良のチェックを同時にします。

これは離型剤を綺麗に取り除く作業となります。
離型剤が表面に付いていると塗料のノリが悪く最悪の場合『塗装の剥離』が起こる場合もあります。
あとはPVC（材質）の表面から浮き出る油脂分を取り除く効果も兼ねています。

※塗装方法を考えます
パーツを分解するのか、マスキングで対応するかはここで決めてしまいます。
通常のMIAであればマスキングテープと『MAS-KING』を（マスキング剤）を併用するのですが、
今回のゴックに関しては全塗装になるので、特にマスキングの必要は有りませんでした。
唯一、モノアイあたりはマスキングで対応しております。

※下地処理

MIAはパーティングラインや湯口がほぼそのまま残っていますので、そのあたりを中心に処理しております。
あとは、パーツのエッジを出したり、爪を削り込んだり・・・
最後はサフェイサーを塗って、削ってのくり返しです。
また、モールドはこの段階で埋まってしまう箇所も多く、後で彫りなおしてあります。

※改修箇所

爪の削り込み

肩アーマー先端の新解釈部分の出っ張りの除去とバックパックのフィンを薄く

製品のままでは結構派手な湯口が残っています。

※塗装（エアーブラシ使用）

今回もエアーブラシで塗装しています。
基本的なカラーリングは濃いめの青と少し薄い青の2色。それと濃いめのグレーを1色。
塗装はすべてAssure Color 標準インクので塗装しています。

素の状態（箱だしの状態）
見慣れたゴックです。このMIAシリーズのゴックはスタイルも良いし結構好みです。

第１段階。ベースとなるブルーを基調としたカラーリング

波状迷彩・細部仕上げ
波状迷彩はエアーブラシで「波間のキラキラした光の感じ」をイメージのまま描いていきます。
結構これが楽しい作業でした。
最後にピンクやらなんやら入れて塗装の完成です（この状態で墨入れも終わってますけど）

今回は4台作りましたので、その波状迷彩パターンは4者4様です。
各個体をA・B・C・Dとします。
まずは【A】の個体から。

続いて【B】の個体

【C】の個体

【D】の個体

※墨入れ

塗装が完成後に、『スミレ』を使い墨入れを行います。
流し込みタイプの『スミレ』を使い仕上げてあります。
モールドが薄い場合は墨入れがしっかりと出来ませんので、製作段階でけがき針やデザインナイフ等でしっかりと復帰させておきます。

※完成

迷彩柄は個体によって変わってきますね。（汗）