Revell 
AT-RT( All Terrain Recon Transport)

※脇役メカ・・・って?

今回は EP3 の中で少ししか出てこなかった割にインパクトの強かった(かな?)
AT-RT(All Terrain Recon Transport)[すべての 地勢 探察 輸送]
がドイツのRevell社より発売になりましたので(ラインナップのチョイスが通好み?)
早速作ってみました。

キット自体は「Easy Kit」と銘打って発売されております。
これは塗装済みのキットがパッケージングされており、初心者の方にも非常に取り組みやすく
また、組み立て説明書もカラーで解りやすくなっております。
気軽にスターウォーズの立体物が入手出来るため良い試みだと思います。
(ドイツでは標準???)

さて、そんな素敵なキットですが、難点が無いわけでもありません。
まず、日本語の表記が無い。(これは特に問題無い位解りやすい組み立て説明書です)
しっかりと塗装、色分けが出来ているため塗装する楽しみが無い!(私だけ?笑)
パーティングラインが良く見える(TOYなら問題ないと思いますが、プラモデルだと・・・消したくなります。習性です)

上記の程度の問題ですのでこのままスルーして素組で完成!!

っと言う訳にはさせて貰えませんでした・・・・。

そこで、全塗装と墨入れを行い(部分塗装で済ますのも有り?)仕上げてみたいと思います。
っと言う提案はあっさり却下されてしまいました。
じゃ〜どうするの!と聞いてみたら
「インパクトバリバリの仕上がりにするのじゃ!!」との業務命令が・・・

う〜ん、ミサイルポット付けてぇ、装甲を強化してぇ、ロケットランチャーも付けちゃえ!
↑簡単に無視されました・・・トホホ

それじゃ、って事でバトルダメージバージョンで話が進んでしまいました。
北洸斗(きた ひろと)的にはせっかく綺麗に仕上げるのに、ダメージはいやだ・・・・っと言っておりましたが
強制執行になりました。

どうなる事やら・・・

パーツ洗浄、チェック

イージーキットなので綺麗に色分け塗装が施されています。

パーツの確認後、中性洗剤で良く洗浄致します。

ここで部品の欠落や成形不良のチェック。特に問題無し!

「次、いってみよ〜!」

※1・パーツの確認参照

※2・パーツの洗浄参照

※仮組み

一度組み立てると分解が困難な箇所が数カ所あります。

今回は同じキットをもう一台用意しました。

パーティングラインが見える箇所を確認致します。

完成品のイメージをこの時点で把握しておきます。

※3・仮組み参照

※組み立

組み立てに関しては特に難しい箇所は有りませんが、パーツの向きを間違えないのと
足関節が日本のキットではあまり見かけない作りになっていますので注意してください。
特に、関節に「軸」を通す作りになっています。これは必要以上に入り難く堅い場合あります。
根気よくパーツを壊さない様に気を付けます。

改修箇所としては

○各パーツのパーティングラインを消す。
○本体と股関節の稼働部品の製作 ※後ほど説明しますが、トホホな事に・・・
○ハンドルパーツの作り直し。
○各パーツのラインをシャープに整形。
○人の足部にあるカバーの取付変更。
○フィギュアーのポージングの変更。
○機銃の銃口の開口。及び取付部の変更。

と言った所でしょうか。

各パーツのパーティングラインは組み立てながら消してゆくっと言う昔からある
手法で行います。これは、今のプラモデルの様に「後から組み上げる」っと言った手法が使えない為です。
古風な手法になりますが、日本のプラモデルの様に簡単にはいきません。

本体と股関節の稼働部品・・・ポリパーツを入れてしっかり作りました。これにより、状態をひねりながら
ポーズを付ける!なんて事も可能になり、喜んでいましたが・・・なんてこったい!
本体と足パーツに付けるシリンダーパーツが邪魔をして全く稼働しません・・・無駄骨とはこの事かぁぁぁ〜!!
借り組み段階でしっかりチェックしておきましょう。こんな事にならないように・・・ハァー・・・

ハンドルの作りなおし。
これは、好みでやってしまいました。特にキットには罪は無いです。念のため。

パーツのシャープ化。
特にプラの厚みが気になる部分を重点的に薄くしたりしています。ラインもシャープに修正。

足乗せ横のカバーは厚ぼったくなっていましたので、薄く整形。
取付部は前から良く見えるの部分ですが、キットでは取付nダボがそのままでています。
これは、切り取って真鍮線を真にいれて補強も兼ねて改修致しました。

※フィギュアー
フィギュアーの改修。
キットのままでは窮屈そうに、お行儀よく運転してらっしゃるようで・・・
これではいかん!っということで、五体をバラバラに解体。手、足、首、を全て関節から切り離し
箱絵の様なイメージに改修。比べてみると、良く解ると思います。
非常に軟質素材(ベロン、ベロン?と言った表現かな?)で出来ておりますので、素材表面を加工し辛く
強度の有る下地材で覆っております。塗料は『Assure Color』を使用しておりますので剥がれる事はありません。
(他社の塗料は・・・ここでは言えません。ごめんなさいっと!笑)

先端の機銃?の取付基部を設定に習い改修。銃口部も開口。

※下地処理

パーティングライン(つなぎ目)やゲート(湯口)の処理がおわったら、

全体をサーフェイサーで一度塗装。ここで各部品のひけやパーティングラインの消し忘れをチェックします。

問題が発生した部分を800〜1000番のサンドペーパーで根気よく修正致します。

今回は「バトルダメージ仕様」と言う事なのでこの段階で
ルーターやデザインナイフを使い「グリグリ」と綺麗なパーツに「傷」を付けていきます。
少し悲しい作業です・・・

足下や装甲を重点的に攻めていきます。

特にスターウォーズの世界観では、実弾では無くレーザーの様な弾が当たり、火花が散る!っと言った表現が
見られます。その為に「弾痕」では無く「焼け焦げた」感じで作っています。
後は擦り傷程度でしょうか?

少しやりすぎた感じもありましたが、インパクトがあって良し!っとしてください。

※4・下地作り参照

※塗装(エアーブラシ使用)

グレーからの「立ち上げ塗装」をしております。
各資料を参考にカラーリングを決定しております。
劇場ではほとんど確認出来ませんでしたが・・・・笑

キットの箱絵も参考に『標準インク』を調色します。
キットのままの整形色では幾分明るい目の色合いとなっておりますので
これは独断と偏見で決定させて頂きました。

マフラー部分にはバーニアは黒に近いグレーに『パルコ』を混ぜて、金属質な感じと焼けた金属風に仕上げてあります。

ポイントになるグリーンのカラーは素のキットのカラーを『Assure Color』で調色し再現してあります。

全体的にダークなカラーに振ってあります。

※5・塗装参照

擦り傷にはシルバーと錆の表現として茶系統の色をドライブラシで再現。

弾痕には焼けこげた感じを出すために「グレー」や「黒」をエアーブラシで吹き付けています。

下記資料を参考にさせて頂きました。

偕成社 SW ムービーストーリー
    SW データ・ブック
ソニーマガジンズ STAR WARS 写真集
日経BP社 日経エンターティメント増刊 ムービーデラックス
NEKO PUBKISHING CO.,LTD Quanto
SW 劇場版 EP1〜EP6
デジタルリマスター版 EP4〜EP6

※墨入れ

全ての塗装が完成後に、『スミレ』を使い墨入れを行います。

グレーと黒を使い分け、ペタペタと『スミレ』を塗りつけ、専用クリーナーと模型用ウエスで拭き取ります。

※完成

以上の行程を行い完成とします。
実戦に投入された直後の綺麗な機体・・・ではなく、使い込まれた(スクラップ寸前?笑)
起動兵器としての「AT-RT」を作って見ました。
どうでしょうか?賛否両論分かれる事ではあると思いますが、たまにはこんな完成品も
面白いのでは無いでしょうか。

ここまで来ると「ジオラマ」でのベースも制作したくなってきますが、それはいずれまた・・・と言うことで。

ちなみに、比較に駆り出された「ノーマルのキット」は 北 洸斗(キタ ヒロト)の意向で
「綺麗な完成品!(バトルダメージの無い)」となって皆様にお披露目出来る事となりました。
今しばらくのご猶予を・・・


完成品一覧

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