バンダイ 1/144 SCALE RG(リアルグレード)
MS-06S ZAKU? シャア専用ザク

※RG(リアルグレード)第二弾

RGシリーズの02となるシャア専用ザクです。
劇中のイメージとは随分と違うヒーロー体型です。
しかし、中身はMSジョイント(フレーム)をベースに装甲を重ねて行くという
RGガンダムと同じシステムですので、可動、プロポーションと文句の付けようのないキットです。

※パーツチェック

まず箱を開けてみますと、そのパーツの多さに少し逃げ出したくなりますが、ここは辛抱して
パーツのチェックししていきます。
動力パイプが順番に並んでいます。そこに芯となるパーツを通す事で簡単に組み上げる事ができたり、
アドバンスドMSジョイントにより、切り取るだけで手軽に大きな可動範囲を持つフレームが出来上がります。

※1・パーツの確認参照

※仮組み

全体のイメージを確認するために通常は仮組みをしますが、このようなキットになると、
例えば今触っているパーツがどこに、どのように付くのかも解らないような常態です。
また、仮組をした後で分解するにあたり、パーツが小さい為に無理な負荷をかけて破損させたり、
分解できない、紛失するなどの障害も十分にあります。
今回はテストサンプルの意味も込めて、完全に一台を素組で組み立てて、全体のイメージを確かめたり、
可動具合やパーツの隙間などを確認したいところですが、そこはグッと我慢していきなり下地処理に入ります。
一か八か?と言う掛けにでてみた・・・訳では無いと思いたい。
目算と経験でクリア出来ると確認して・・・と信じておりましたが、北氏に聞いてみると
「何となく見切り発車常態でして、いや、ちゃんと算段はありましたけど。へへへ」
少し不安を抱えつつ、仮組作業はパスされました。

※3・仮組み参照

※下地処理

いきなり切り出したパーツです。
色事に分けて管理します。
これにフレーム部分のMSジョイントとABS製のパーツが加わります。

まず、MSジョイントから。
これは軟質のABS素材で出来ています。
素材の特性として、ある一定の温度以下では素材同士が融合しません。
その特性を生かし、何回かに分けて成型するわけですが、普通のプラやスチロールでは不可能な
「成型物の上から更に樹脂を載せて成型する」と言う方法をとります。
そうやって成型された物は、冷えて固まっても先の成型された物に、後から流した樹脂が融合されることなく
例えば関節だとかの複雑な形でも可動させることの出来るパーツが出来上がります。

ただ、簡単に塗装などが出来ません。
樹脂の特性上、プラ用の塗料を嫌い、簡単に剥離させてしまいます。
そこでRGガンダムでも紹介しましたが、下地処理をして塗料を食いつかせます。
詳しくは北ブログ「14才」を参考にしていただければ良いかと。
このキットの関節などに貼る「リアリスティックデカール」などは、その樹脂に塗料が付かない事への
対処だと思われます。

他のスチロール(プラ)パーツは通常のプラモデルと同じようにサンドペーパーをかけて、サフェイサーで
下地処理を行います。
パーツ同士を接着する接合ラインは無い物の、金型のパーティングラインや湯口、ヒケの処理は必要です。
特に複雑な成型金型の為、ヒケは各所に多く見られます。

動力パイプはランナーを順番にABSパーツに通して行くことで間単に完成するのですが、タッチゲートの採用で
綺麗に外れるはず・・・ですが、やはり湯口は目立ちます。
目立ちますが、それ以上にパーティングラインが目立ちます。
しかし、パーツにテーパーが付いてる物があるので間単に外して表面処理すると、後で組む時に困った事になります。
対処方法としては延ばしランナーやプラ棒などに順番に通して固定し、処理する事にしました。

※4・下地作り参照

※少しだけ気になったので

殆ど触る事の無いキットですが、いくつか手を入れてみました。
頭部のアンテナですが、キットでは全面が平面になっています。
この部分はブレード状に成型しますが、そうするとヘルメットパーツと隙間が出来てしまいました。
パテ等で埋めてしまいます。

ザクマシンガンですが、ストックの部分に肉抜き穴かな?と思わせる感じにスリットが入っています。

その部分にパテを盛って成型。

ディテールパーツで可動部品っぽくしてみました。

※パーツ洗浄

全ての下地処理が終わったら、中性洗剤でパーツを良く荒い、乾燥させます。

※2・パーツの洗浄参照

※塗装(エアーブラシ使用)

今回は久しぶりに立ち上げ塗装で仕上げます。
先ず、全体を濃いグレーで塗装します。

その後、エッジを残しつつ塗装するわけですが、下地の色が出ないようにしっかりと発色させます。

カラーリングはパネル事の色違いは行わず、アニメや設定に沿った仕上げにします。
色は元の成型色にピッタリと合わせて
『標準インク』を調色します。

フレームにカバーの有る場所などは、ゴールドやシルバーをベースに色目を調節しながら彩色しています。
全体に金属質な感じを持たせます。

何度かリテイクを重ね、アニメのイメージを損なわないように、なおかつ暗くならないように、
ベタ塗りにならないように気を付けて仕上げています。
トップコートはツヤ消しです。

マシンガンの弾も再現されています。
カバーを付けると全く見えませんが、手を抜きたくない場所です。
薬莢はゴールドで。弾頭はカッパーで塗り分けました。

※5・塗装参照

※組み立て

組立は全てのパーツをランナーから外してしまいましたので、少し考えながらの作業になります。
パーツが小さく、またどの部分の部品か解らない物もありますので、慎重に。
今回、仮組を飛ばしましたので、さらに難解な物になった模様です。
っが、そこは親切丁寧な取説と経験でクリアします。

※墨入れ

トップコートを噴く前に、『スミレ』を使い墨入れを行います。
流し込みタイプの物を使いました。

ショルダーアーマーに極小のビスを埋め込んで見ました。
1/144に使える物があまりなく、貴重なネジでした。
実際にマイナスのネジでちゃんとネジも切ってありますので、回せば取れたりもします。

※マーキング

今回はキットに付属のデカールを使用致しました。
基本は設定に準じて使用してあります。
マーキングステッカーの余白をギリギリまで切りつめて貼り付けてあります。
画像は余白を切り出している最中のものです。回りが荒れているように見えるのは
その部分の切り離している途中の写真です。
ハッキリ言って解りづらいですけど、奮闘中の物を途中で取り上げて撮影してみました。

※1/144シャア・アズナブル

とても小さいですが、造形も良く、しっかりと立体化されております。
筆塗りでルーペを使い塗装しております。

※ベース

アクションベースを制作致しました。
黒から立ち上げ塗装し、墨入れで仕上げてあります。

可動範囲も広く、ポーズも取りやすいキットです。

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