バンダイ 1/100 SCALE MG(マスターグレード)
AMX-004 QUBELEY パールグロス

※スーパーグロス仕上げ/パール

今回はバンダイ1/100 MG キュベレイです
キュベレイ独特の綺麗な曲線を生かしたまま、スケール感を感じさせる造形となっています。
目を引く場所として『塗装』『精密感』が上げられます。
塗装はパール質と金属感を基調としたスーパーグロス仕上げ。
一方それに反するかの様な極小パーツによる精密感。
もともとパール塗装やグロス塗装は大きな面に向いており、小さな部品が入り交じる部分にはむきません。
それらの両立を考えた造形となっています。
(※グロス=艶。反対に艶消しはマットとなります。半艶はセミグロスとなります)

俗に帆船模型等が精密に見えるのは極小のパーツやロープ、木目等が大きな要因となっています。
それらに人の大きさのイメージを重ね「おぉ!精密だ〜!」と思うわけです。
ですが、ことMSにあっては『人の大きさや存在を感じさせる』部品が無いため(もともとMS自体存在しないからな〜笑)
そう言った配慮が必要なのかどうか、問題は残りますが…。
ようは、『かっこ良ければ、良いじゃないか!』ということで…?

※極小パーツでディテェイルアップ

MSと言う大きさを考慮した場合、どうしても間が抜けた部分が出来てしまいます。
その部分にスケール感を感じさせる小さなパーツを埋め込んで行きます。

キットの仮組を行った時点でバランス良く配置し、固定して行きます。
ここで重要なのが『パーツを貼り込み過ぎない』『何の為のパーツかを考える』と言う事です。
むやみやたらにディテールを加えても訳が分からなくばかりです。
例えば「ここはセンサーが密集しているだろう…」とか「この部分のバーニアはもっと精密なはずだ!」「ここには廃熱用のダクトを…」
「ここはこういう部品があっても良いはず…」ect…
用は自分で勝手に納得すれば良いのですが(この時点で他人が解らないのは構わないが本人が解らなければどうしようもありません)
無理矢理、なにも無いはずの場所に部品を足しても意味が半減してしまいます。注意が必要です。

ここでは各種センサー類を他のスケールモデルからの流用や真鍮線等で作ってあります。

※3・仮組み参照





※バイピング
パイプ等を追加します。
モールドが寂しい時や甘い時にはこの方法で完成品が見違えるほど良くなります。
ここでは、プラパイプや延ばしランナー(熱を掛けてランナーやプラ棒を延ばします。注意が必要です)や真鍮線、
エナメル線等を使用します。
今回は左右羽?の中身、手指の取り付け基部、コクピット周りに施しています。
ピンバイスで穴を開け、加工したパイプや線を取り付けて行きます。
これも良く考えて行わないと『未完成品?それとも試作タイプ?工事中か?』の様な指摘をうけます。(笑)

※パーツ洗浄、チェック

一通り改修が終わったらパーツの最終確認を兼ねて良く洗浄します。
パーツに付いた油脂分や削りかす等を良くぬるま湯で中性洗剤を付けて洗いましょう。
洗い終わった後は、良く乾燥さします。
乾燥が不十分だったり、水滴が付いていると塗料や下地が上手くのらなくなります。

※1・パーツの確認参照

※2・パーツの洗浄参照

※下地処理

●パーティングライン(つなぎ目)の処理
パーティングラインは模型用接着剤でパーツ同士を接着した後、数時間〜一日置いて処理します。
処理方法は先ず目の大きな金ヤスリや240番程度のサンドペーパーで大まかに接着面を削ります。
その後、サンドペーパーの番手を5〜600番まで上げて再度先に付いた『傷』を消すように削って行きます。
最終は800番程度で全体をならします。
根気よくやれば『消えないパーティングラインなど有りません』


パーティングライン(つなぎ目)やゲート(湯口)、改修箇所の処理がおわったら、
全体を溶きパテ(500番)で一度塗装。ここで各部品のひけやパーティングラインの消し忘れをチェックします。
問題が発生した部分を800番〜1000番程度のサンドペーパーで根気よく修正致します。

さらにサーフェイサー(1000番)を塗布します。
この時点で小さな傷等は無くなり、艶やかな面が形成されます。
白色サーフェイサーを使用しています。
●本来金属質の表現やパールを塗装する場合、下地に黒を塗装しますが、Assure Color の場合、隠蔽力がありすぎ、下地が反映されません。
そのかわり、塗料や添加粉に十分な発色効果がありますので、常識破りの『白』を使用しています。下地に影響されません。
下地に白色を使用する事により、透明感と清涼感のある仕上がりが期待できます。
(下地に黒を使用するのは、隠蔽力が薄く下地に影響される塗料の場合、良く多様致します。発色はかなり悪くなります。)

※4・下地作り参照

※塗装(エアーブラシ使用)

本体のパール塗装(白っぽい色部分)はホワイト+『パルコ』
オレンジやパープルの部分は各色にシルバー粉『パルコ』を混ぜて装甲の感じを出します。
シルバーを塗装した後、クリアーカラーの各色を吹き付けるのも『有り』ですが、塗装した感じ(MSなので仕上げは塗装だと思われる)
を出す為、あえて混色としてみました。(金属の質感を出す場合は後記の方が良い結果が得られる)

グレーメタリックの部分はブラック+シルバー粉『パルコ』で黒鉄色を作ってあります。

ブルーメタリックもブルー+シルバー粉『パルコ』で塗装

ビームサーベルはクリアー部品にホワイトを塗装した後、蛍光イエローを吹いています。
(蛍光カラーはAssure製で、他の蛍光色に比べ耐光性、耐ガス製にすぐれ褪色はほとんどありません。)

全てのカラーはAssure製『標準インク』を調色しています。

※5・塗装参照

※仕上げ

仕上げ剤には特殊なシリコン系の表面保護剤を使用しております。
プラスチックや塗面を侵すことなく表面に濡れた様な光沢を保つだけでなく埃や汚れを寄せ付けません。
静電防止剤としても優れています。

※内部フレーム

内部のフレームも塗装済み。
基本的に金属質を意識したメタリックグレーで仕上げて有ります。

※墨入れ

塗装が完成後に、『スミレ』を使い墨入れを行います。
ベタベタと『スミレ』を塗りつけ、専用クリーナーと模型用ウエスでぬぐい去ると完成です。
簡単に完璧に誰でもプロの仕上がりが期待できます。失敗がありません。

※マーキング

今回はキットに付属のデカールを基本的に使用。
といってもあまりペタペタはる必要もなく、むしろあっさりと仕上げてあります。
兵器らしくなく、生物的な曲線をもった機体ですのであまり気にならない程度にしてあります。

※フィギュアー

1/100のフィギュアーはすべて筆塗りで仕上げてあります。
さすがに『顔』までは書き込めませんでした。
服は艶のあるエナメル素材風にしてあります。

一通りモールドは彫り直してありますが、小さすぎて…効果のほどは???

※クリヤーケース

今回もクリアーケースに入っております。
前面にAMX-004 QUBELEY〜
背面は鏡になっており、ジオンのマークが印刷されています。
サイズは350mm×260mm×250mm
前面曲げ加工で仕上げてもらっています
ステージ(台)は高級ラワンウッド使用でオイルステン仕上げ(高級家具等に使われる仕上げ方法)に
Assure Caftのロゴが格好良く印刷されています。

双方合わせて数万円の代物ですが、大切な完成品を埃や事故、破損等からしっかり守ってくれる上、
展示してあっても格好の良い物です。
(クリヤーケースは販売促進展示用の為『非売品』になっております。世界に一台しか無い為、注文頂いてもお分けする事は出来ません。
念のため…あしからず。※良く「ケース下さい!」と言われますが、ダメです。ごめんなさい!

Assure Craft TOP

完成品一覧

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送