バンダイ 1/100 SCALE MG(マスターグレード)
MS-07B GOUF改 (先行量産型グフ/B-Club ガレージキット使用)
デザートグフ・先行量産型


※ガレージキットをつかって…

バンダイ1/100MG MS-07B グフをB-Club キャスト製ガレージキット『グフ 先行量産型』にアレンジです。
下写真を見ていただいてどの辺が変更されているか解る方は何人いらっしゃるでしょう?(笑)
それほどマイナーなチェンジです。
そこで、それだけでは詰まらないのでカラーリングもデザートカラーにしてみました。
以外とカラーリングをマッチングさすのに手間取りましたが、なかなか良い感じに仕上がり、他では見ることの出来ない機体となりました。
ちなみに、カラーリングはAssure Craftオリジナルとなっていますので、資料等で調べないでください…
こんなの有りませんから……(笑)

フロントビュー(写真右はキットの説明書から引用)

リアビュー(写真右はキットの説明書から引用)

※パーツの変更

簡単に変更したパーツを説明しますと、
●胸部および腹部、胴体部:これはコクピットハッチが2つ窓から3つ窓になっています。
●腕部:右腕のヒート・ロッドが無い設定の為、左腕と同じ形状になっています。
●バックパック(ランドセル)カバー:背部に排気口らしき物が存在します。
●脚部:ビザアーマーの形状が変わります。
ガレージキットの内容としては以上ですが、それだけではあまりにも芸が無さすぎますので
ほんの少しキットの方にも手を加えてみました。
●ショルダー・アーマー上部スパイクの生え際変更(こぶを作ります)、各スパイクの生え方変更。
●頭部をHY2Mの発光モノアイに変更しつつ、グフらしい『極悪な顔つき』に変更。
同時に動力パイプをキットの物に変更(HY2Mの動力パイプはモールドだけになっています)
●腰関節の可動拡大:可動部分のパーツを加工して、より大きなポーズがつけれます。
●シールドの大型化:全幅で12ミリ全高で20ミリの大型化
●おまけとして左手指の表情を付けています。

順を追って説明していきたいと思います。(写真の黄色い部分がキャスト製、薄いグレーは改修途中)

※発光モノアイ/頭部改修

頭部はHY2Mの発光モノアイタイプをベースにキットの動力パイプを使い、ひさし部分を延長加工して『悪い目つき』にしています。(下写真左側)
それとは別に余ったパーツで発光しないヘッドも出来ましたので、同様の加工をしてあります。(下写真右側)
ブレードアンテナは薄くシャープな印象に加工しています。
首取り付け基部には薄くスライスした首パーツ(ホントは入るスペースはほとんど無いです…)を追加してみましたが、結局見えなくなりました。ハハハ

※コクピット

通常のグフと大きく異なる部分として、このコクピット周りがあげられます。
標準のタイプではコクピットの窓?(窓なのか???)は2つですが、先行量産型では3つになっているようです。
コクピットハッチの開閉機構も再現されています。
パイロットは標準カラーのパイロットスーツにしてあります。
(パイロットスーツもサンドカラーにすると『ガルマ・ザビ』になってしまって…

※ショルダー・アーマースパイクの取り付け変更

ショルダー・アーマーのスパイクは生え際がどうも府に落ちない部分がありましたので、少し変更してあります。
まず、突然!生えてくる一番大きなスパイクですが、ここは ”コブ”をつくり、より重量感のある仕上がりに。
再度のスパイクは一度切り離してから、素パーツをベースにスパイクを作り直し、数を揃えてから裏側より張り付けてあります。
オーソドックスな改修ですが、かなり見栄えが変わって来ます。
ショルダー・アーマーに開いている穴(外側部分)に極小のモールドパーツを埋め込んで完成度を高めています。

※シールド大型化

シールドはかなりの大型化をしています。
横幅で約12ミリ 全高で20ミリの大型化です。
これも、制作者のイメージなものですが、素のシールドがかなり貧弱に見えましたので、改修してみました。
構えた時にちょうど良い大きさを計算しています。

裏側にはヒート・サーベルのラックも健在です。
上下に補強的なパーツを追加してあります。

※ランドセル変更

ランドセル(バック・パック)も変更になっています。
スリットが入っている為、通常のノーマル版との違いとなっています。

※脚部変更

この部分もノーマル版との大きな違いの有る部分です。
大きな違いはヒザアーマーの形状ですが、全体の形も少し違うような気もしますが、どうでしょうか?
ただ、困った事に分割のラインが微妙な所に来てしまい、どうした物かと迷ってしまいます。
ようは、パーティングラインが消せない部分に有るわけです。
ここは仕方なく全体を埋めてしまい、再度彫り直しています。

※腰関節可動部拡大

腰関節可動部拡大…… 続けて書くと中国語の用になってしまいました。(笑)
腰の関節の前後動の拡大をしています。作業は至って簡単です。腰関節の動きを妨げるパーツを見えない部分で削ってしまえば良いだけです。
そう書くと身も蓋もありませんが、どうせ動力パイプで動きが制限されますから、大した事は無いと思っておりました。
しかし、いざ完成してみると以外と効果のある改修でしたので、ここはお勧めかと思います。

※表情のある指

素の指はなんだか微妙です。
握り拳にしても、平手にしても、なぜか親指のムキが変です!
ここは思い切って全部指を切り離してしまい(各関節レベルまで)真鍮線で補強を入れながら表情を付けてみました。
ピンセットと格闘しながらの作業となりましたが、なんとか収まりました。
自然な形になったと思います。(でも、まだ親指の方向が変です。これは指の差し替えで握り拳や重火器を構えた指を再現する為、避けられない
症状なんです…。これならば可動指でも構わないと思いますけど…どうなんでしょう?)

以上で大まかな改修箇所が完成しました。
ここから下地作りと塗装の説明を致します。

※パーツ洗浄、チェック

完成したパーツは油脂分や埃等が残っていますので良く中性洗剤で洗った後、乾燥さします。
ついでに、改修した箇所やらキャストパーツの最終チェックをしておきます。

※1・パーツの確認参照

※2・パーツの洗浄参照

※3・仮組み参照

※下地処理

パーツのチェックが終わったら、下地を作ります。
500番の溶きパテを全体に吹き付けて乾燥後、800番程度のサンドペーパーできっちりと伽出します。
さらに、1000番のサーフェイサーで塗装の下地を作ります。
キャストパーツはプライマーを吹いた後に下地作りにはいります。

※4・下地作り参照

※塗装(エアーブラシ使用)

塗装はエアーブラシで行います。
まず、基本となるカラーを作りますが、今回はクリアーでかなり薄めて使用します。
これはAssure Color の顔料の濃度を薄め、透明色のような感じにしてから、各グラディションを再現するためです。
かなり高度な調色技術がないと、完成後の色目が意識出来ません。
●本体部分『ブラウン』:イエロー+レッド+ホワイト+ブラックで調色します
●手足等の『フレッシュイエロー』:イエロー+レッド
●足底/盾中央/胸部『グレー』:ブラック+ホワイト
●武器(ザク・バズーカ)『グレー』:ホワイト+ブラック+ブルー+イエロー
●モノアイ/スコープ『ショッキング・ピンク』:蛍光ピンク
●ヒート・サーベル『オレンジ』:蛍光イエローと蛍光オレンジの重ね吹き

全てAssure Craftの『標準インク』を調色します。

今回はサーフェイサーにホワイトサーフェイサーを使用して、透明色での重ね吹きでグラディションを再現しています。
基本となるカラーをベタ吹きで塗装した後、シャドー部分を基本に塗料を塗り重ねていきます。
一つの色に対し一色でシャドーとハイライト(濃い部分と明るい部分)を再現しています。
その為、『自然な色合いで尚かつ透き通る様な透明感としっかりした発色』を実現しています。
Assureならではの色の再現方法です。

※5・塗装参照

※墨入れ

塗装が完成後に、『スミレ』を使い墨入れを行います。
ベタベタと『スミレ』を塗りつけ、専用クリーナーと模型用ウエスで行いました。
『スミレ』を使うと非常に簡単に墨入れが仕上がります。
某模型雑誌の編集者の方も興味を示しておられましたが、紹介してあげませんでした(笑)
AssureスタッフとAssure正規会員様のみの特典です。今のところ。

※マーキング

今回はキットに付属のデカールを主に使用致しました。
有る程度、
設定に準じて使用してあります
機体番号は取りあえず『01』としておきました。
先行量産型1号機と言うことで…

※フィギュアー

1/100のフィギュアーはすべて筆塗りで仕上げてあります。
コクピットに搭乗しているパイロットはキット付属の物(コクピットが狭いため他の流用は出来ませんでした)
立ちポーズはお馴染みの『1/100MGズゴック』から頂いて参りました。
モールドのみ有る程度彫りだしておりますが、ほぼノーマルで使用出来る優れた造形だと思います。
(実は初期のパイロットをベースに過去に作っていた物が有るのですが…またの機会にお見せ致します…今となっては……)

※おまけ

ヒート・ロッドが無いため、ザク・バズーカを持たせてみるとこれがなかなか…良いではありませんか!
設定ではザク・マシンガンを持っているようですが、それではあまりに非力なのでMGザクから盗んできました。
重火器も良く似合います。

※展示用クリアーケース

Assureで販売促進展示用に使っているクリアーケースです。
サイズは幅200mm×奥行き150mm×高さ23mm
前面に文字、背面は鏡でそこにジオンのマークがはいっています。
大切な完成品を埃や事故から(スタッフやお客様の魔の手から?笑)守ってくれます。
業者さんに特注品で数万円の代物ですが、会員の方やスタッフにもお分け出来ません。あしからず。
(サンプル展示用の販促商品です。非売品となります。ご注文は自動的に無視してしまいます。ごめんなさい!)

ローアングルから
渋さが極まります。
でも…背景が左右上部で途切れているのが気になります…笑

Assure HP TOP

完成品一覧

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