バンダイ 1/100 SCALE MG(マスターグレード)
RGM-79 ジム改

※「シャアに勝てるかもしれない!」ジム改?

ジムとズゴックと言えば串刺しジム?が有名所ですが、そればかりではジムが不憫なので、
『簡単にやられない!只の脇役ではおわらないぞ!』ジムに仕上げてあります。笑

バンダイ1/100 MG RGM-79 ジム

ジムと言えば初期のMGガンダムとほぼ金型を同じくして生産されており、現在に至ってはいささか古くなってしまった
感があるキットですが、これはこれでなかなか良いキットだと思います。(プロポーション等もふくめて。)
ですが、最近の発売されるMGキットに比べ、やはり頼りなくなってしまった所も否定できません。
本来のAssureCraftの趣向からしても、ノーマルで組み上げるのがスジですが、たまには目先を変え、
ミキシングビルド+αと言うことで『格好良く、強そうなジム!』を作ってみました。

ですが、やはり1年戦争を意識しての制作、尚かつ重厚で強そうなイメージに仕上げています。
その為に『MG-RGM79 ジム』『MG-RGM-79[G]陸戦型ジム』『MG-RGM79C ジム改』『MG-RGM-79Q ジム・クゥエル』
を各1台、計4台のMGを潰しての豪華な?ミキシングビルドとなりました
どこに何の部品を使ったかは写真を見て判断して頂けるかと・・・
(実は制作者も詳しく覚えてなかったり…笑)
とにかく大量のジャンクパーツを残しながらの完成となりました。
ジャンクパーツを寄せ集めると”へなちょこジム”が作れそうです。笑

今回犠牲になったジム4台

贅沢なミキシングビルドになりました。笑

※仮組み

全体のイメージを確認するために先に仮組みをします。
今回はミキシングビルドをベースに考えていますので4体とも簡単に仮組をすませ
『どこにどの部品を使うのがベストか?』を考えます。
全体のプロポーションのマッチングを考え、使えるパーツをさがします。
ここまでは、比較的簡単に考えていました・・・。

※3・仮組み参照

※1・パーツの確認参照

※パーツ洗浄

パーツの洗浄は今回、仮組が終わってからおこないました。
もとから多量の余剰部品が出来ることはわかっていましたので、必要の無い行程は極力避ける方向で進めて行きます。
仮組が終わって使用するパーツが決まったら一度分解し、中性洗剤でぬるま湯を使い良く洗います。

※2・パーツの洗浄参照

※組み立て

洗浄したパーツを良く乾燥させて組み立てて行きます。
ポリパーツの入れ忘れや間違いなど無いように・・・(ね、北さん!)
塗装の際に分解する必要が無い場所はここで接着してしまいます。

さて、イメージは出来ている物のどうしても使えるパーツが無い場所が数カ所出てきます。
今回はひざしたから足首までのパーツと胸前面、肩アーマー、前腕部、腰アーマー前後、バックパック(ランドセル)
顔、盾裏側etc…ほとんどを1年戦争をイメージして成形or新造する事になりました。
その為、かなり色濃く1年戦争当時のジムをイメージ出来ると思います。

改造箇所は以下の通り・・・かな?(触りすぎて忘れている場所も有ると思いますが解る範囲で)

※顔
顔は全体に細身でがっしりしたプロポーションには不釣り合いになってしまったので、左右に約1.5ミリほど
大きくしてあります。前から見て少し丸顔になる様に成形。
首付け根で少し短くしてあります。

※胸部
上半身は基本的にC型ジム改の物を使っていますので、胸の前上部の段差を無くしスムーズなラインを作っています。
ガンダムのVer.1.5を使っても良かったのですが、胸のインテーク部分の形が気に入らなかったのと、下半身との接合部分で
コクピットブロックも含めジム改のパーツが優れていると判断して使用しました。
ただ、どうしてもカトキハジメデザインになっている各ラインが本来のジムとかけ離れ、なおかつ全体のイメージを
崩してしまうので、ここはコクピットハッチも含め大きく改修しました。

※腕
型アーマーはどれもストレートに使用出来る物が無く、仕方がないので陸戦型とC型をベースに制作しました。
現在の各MGに合わせ、少し大きく作ってあります。
腕は陸戦型のパーツが良いと思われますが、全体のプロポーションから少し太すぎると判断し、この形に落ち着きました。
ただ、やはりカトキハジメデザインの腕はイメージと違いますので、腕のラインを変更してあります。
手首から先はどれも大差は無いと判断し(ノーマルジムは部品が立て分割の為、除外)陸戦型ジムのパーツをチョイス。
関節部を削り込みハイディテールマニュピレイター風にアレンジ。

※腰
腰アーマーはやはり使えるパーツが無く、上半身との兼ね合い(コクピットブロック含む)からC型をベースにしてあります。
ポリパテとアルテコSSPで成形してあります。本当は後ろのバズーカラックも残したかったのですが、ここは見た目に
格好が悪くジムらしくないので無くしてあります。
前面アーマーは本来ならブルマ型は正しいと思いますが、格好良さとバランスからトランクス型をチョイスしました。
それに伴い左右も少し厚みのあるタイプを使用しました。
ビームスプレイガンと取り付けるラック付きアーマーも付けてみました。
これは厚みのあるタイプだと邪魔になるので、泣く泣くノーマルジムの物を使用してありますが・・・・。
コクピットブロックは新タイプの少し大きくなったバーションをセレクト。

※バックパック(ランドセル)
背面のランドセルはやはり1年戦争をイメージし、バーニアを2個に改修。
ノーマルジムの物は使わずジム改のダブルの物を一つふさいでシングルにしてあります。
中身も外見に伴いジャンクパーツでそれらしくふさいでシングルに。

※足
足は基本的にジムクゥエルの物を使用してあります。
これは見た目のボリュームとかかと関節の接地性の良さを考慮しました。
ジムクゥエルの足は内部フレームが再現してあり、かかとに関節が有るので使用しやすいのですが、
外見がジムとは大きく異なります。
その為、ひざ下より向こうずねまでは完全に作り直してあります。
パーツの脱着を生かしたかったので、内部フレームに離型処理をしてパテで成形する方法を取ってあります。
これにより素キットの様に外部装甲が取り外し出来るようになっています。
足首のシリンダーは穴を開けてパイプを追加して油圧シリンダー風に加工。

※武器類・盾
ハイパーバズーカとビームスプレイガンはノーマルジムから。
ビームサーベルはジム改から要らないピンをカットして使用。
盾はノーマルジムの物にジム改の腕に取り付ける基部一式を取って来て成形し直して制作。
これにより、しっかりと盾を装着する事を可能にしました。
(ノーマルジムの物では盾の保持がグリップだけで、すぐに「カクン!」となってしまいます)
一応グリップも付けてありますが、余りつかいません。
ついでにビームサーベルラックもついて少しお得な気分になります。
盾赤色のスジ彫りはうるさく思ったので、無くしてあります。

等、全体に手を加え素の原型も余りありませんが(フルスクラッチでもよかった?)
がっしりした、厳ついジムに仕上がりました。
これは、ズゴックの発売にあわせ制作しましたのでこんな感じかと。
(ズゴックが思ったより大きく、並べた時にジムが貧弱に見えたのと、ズゴックに簡単に負けそうにないジムを作りたかった
と言うのが本音かな?)

後は各スジ彫りを深く鮮明なラインにしたのと、全体のバランスを見ながら盛り削りを繰り返しています。

※下地処理

パーティングライン(つなぎ目)やゲート(湯口)の処理がおわったら、
全体をサーフェイサーで一度塗装。ここで各部品のひけやパーティングラインの消し忘れをチェックします。
問題が発生した部分を800〜1000番のサンドペーパーで根気よく修正致します。

※4・下地作り参照

※塗装(エアーブラシ使用)

カラーリングはノーマルジムを使用。
今回は発色を良くするため、白をベースしてあります。
まず、全体のグリーン部分は先にエッジ部分や陰になる部分に本体の色よりも濃い色を作り塗装。
その後、面になる部分にイメージしたカラーを塗装します。
最後にハイライト適に本体色よりも明るい色を少しずつ塗装します。

赤色部分は陸戦型ジムに近いようなオレンジでグリーン部分と同じように塗装します。
その後、クリアーで濃度を落としたレッドで全体を塗装。
これにより、発色の良い透明感のある仕上がりになります。

ノーマルジムに付属のカラーチャートを参考に『標準インク』を調色しました。
バーニアは黒に近いグレーに
『パルコ』を少し混ぜて、金属質な感じに仕上げてあります。

※5・塗装参照

※墨入れ

塗装が完成後に、『スミレ』を使い墨入れを行います。
ベタベタと
『スミレ』を塗りつけ、専用クリーナーと模型用ウエスで行いました。
この際、モールドが薄い場合はけがき針やデザインナイフ等でしっかりと復帰させます。

※マーキング

各キットに付属のデカールとシールを使用しています。
設定にあまり捕らわれず、自由にそれっぽっくあっさりとした感じに。

※フィギュアー

1/100のフィギュアーはすべて筆塗りで仕上げてあります。
小さな物ですが、手を抜かずけがき針やヤスリ等でラインを修正し、くっきりと。

※おまけ

製作する前は簡単に考えていたんですが・・・笑
いざ、作りかけるとそのままでは使えない部品があまりに多くて・・・涙
ほとんどのパーツに手を加える結果となりました。
でも、本人は満足してますから、良しとしましょう。

ミキシングビルドと言う枠の中で、制作者のイメージにそった物を作る場合、スクラッチの方が
遙かに簡単な場合もあります。ですが、今回は概存のキットを使いプラモデルと言う利点は最大限に残し、
イメージ通りの完成品を作ってみました。
どうでしょうか?

※今回の犠牲者!

ジム4種4台
『MG-RGM79 ジム』      ¥2,500-
『MG-RGM-79[G]陸戦型ジム』  ¥3,000-
『MG-RGM79C ジム改』     ¥2,500-
『MG-RGM-79Q ジム・クゥエル』 ¥3,000-

締めて¥11,000-になりました!北さん贅沢しすぎ!!!

陳列ケース
ウッドベース(幅約500ミリ×奥行き約260ミリ)オイルステン仕上げ
クリアーケース(高さ約260ミリ)
(このケースは陳列用の
為、非売品です。販売予定はありません。)

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